エクササイズで腰痛を改善!

介護職は移乗介助や入浴介助、トイレ介助など、腰に負担をかける動作が多いのが特徴です。
腰痛の負担を軽減させることが介護職を続ける上では欠かせませんし、腰痛によって介護職を続けられなくなり退職してしまうこともあるので、腰の負担を軽減しながら仕事をしなければなりません。

腰痛を予防する方法としては、「一つ一つの動作をゆっくりと行う」ということです。
重いものをもったり、運んだりするときは腰に負担がかかるので、椎間板や靭帯を傷めやすくなってしまいます。
車椅子への移乗や入浴を介助するときは、突然しゃがんだり、力を入れるのは避け、ゆっくりと体を動かすことが大切です。
普段から体に負担の少ない動きを心がけましょう。

また、エクササイズを行うことで、腰回りの筋肉をほぐしたり、血行を促進させるため、腰痛を改善する効果があるでしょう。
エクササイズの方法は、立ったままウエストを外側から掴むように手を添えます。
親指を背骨に向かって動かして行くと筋肉があるので、その筋肉に触れた状態で、上半身を左右に動かしましょう。親指を当てる位置をずらしながら、腰の横側などを10回ほど揺らしてほぐしていきます。
腰痛を感じるのは、発痛物質や疲労物質が血液中に滞留していることが原因なので、エクササイズで血行促進したり、ぬるま湯に入って体を温めると腰痛改善に繋がっていくでしょう。

エクササイズはその他にも、仰向けになりながら片足をお腹に近づけるものや、手すりを掴みながら腰を落とし背中の筋肉を伸ばすものなどがあります。
エクササイズの方法はたくさんあるので、自分がやりやすいと思える方法を探してみるのもよいでしょう。
あまり本格的なものは面倒になり続かない可能性も高いので、就寝前に軽くできるくらいのエクササイズから導入すると毎日しっかり鍛えられるはずです。